Prologue

「ブログ」への誘い

 

最近、時間がある。海外留学前だが準備はまだ始めていない。

 

ところが心の中は大変焦っている。アラサーの持病みたいなもので特に何か原因があるわけでは無いが、あえて言語化すると

①キャリア:幸い海外MBAに合格できた。ただその先は怖い。MBAとは要すればキャリアを加速させる場所であり、当然卒業後には加速された"何か"が控えているはずである。だが、自分には現状これになりたいという明確なゴールもなければ、私費生なので帰るべき場所もない。負け癖がついており頭が痛くなる。卒業後ロクなことにならない気もする。

②コンプレックス:MBAでも必須科目というものが多くあるらしい。高校に入学する時などは「高校が始まってからでは周りに差をつけられるから春休みに」高校の内容を勉強させようとする塾に嫌気がさしたが(スタートダッシュを切らせるのではなく追いつかせるのが塾の役割では?)、MBAでもなるほどスタート時点で差がつくようだ。金融業界出身の方々はファイナンス、コンサル業界はストラテジーなどと強みを持っている。だが自分にはそれが無い。そもそも英語力も無い。

MBAに限らず、「専門性」という何かへのコンプレックスを持って生きてきた節もある。修士・博士を取得し研究に取り組んでいる同窓生は眩しい。自分はゼネラリストを目指して就職したが、生来の怠け癖もたたった結果何の強みもない職業人(ミニマリスト?)になってしまったのではないだろうか。

QOL:生活にはりがない。眠い。

 

とはいえ30歳にもなり、抱える悩みに対してただ手を拱いているわけではない。上記の言語化をし、今後のゴールを考え、コンプレックスを解消する方法を寝ずに(時には寝ながら)考えた。その結果思いついたのが

 

「勉強すること」である。

 

ただ、資格やスコア・入試など短期的に結果が出るものは続けられるが、自己啓発やアカデミックの類で学んでいくことはすこぶる苦手だった。モチベーションが続かない。自分のレベルが分からない。当然だが学んだところで誰に褒められる訳でもない。

 

ただ、(繰り返すが)もう30歳になり資格の類から足を洗った昨今、本当に意味で「学ぶ」ことへの興味が高まってきたのも事実だ。

 

興味のある"学び"の分野で気になるトピックを見つけ、自分なりに調べ、レポートの様にまとめて考察する。そういうテーマでブログを始めることにした。興味のあるトピックはコロコロ変わっていく可能性もあるが、自由に感じたことを書き連ねていきたい。

 

つづく